〒253-0031 神奈川県茅ヶ崎市富士見町11-16
労災保険の存在意義は、労働基準法第八章の「災害補償」に由来されます。労働者が業務上の負傷や疾病に遭ってしまった場合、使用者はそれを補償する義務を負います。資力が潤沢でない会社にとっては、その労災事故により死者で出ている場合、会社が賠償金によって傾いてしまうケースも十分考えられます。そういったことを防ぐため、そして何より、被災労働者が十分な補償を確実に受けることが出来るように、労災保険という政府が主体となって運営するものが存在するのです。
しかしながら、労災保険は労働者保護という目的があることから、使用者(会社の経営者)は、原則として適用除外されています。
一方で、中小企業の社長は大企業の社長のように、一日中社長室にいるわけではなく、一般の労働者と何ら変わらず、現場で汗をかいて働いている方が沢山存在していることも事実なのです。
そこで、中小企業の社長や個人事業主(一人親方)には「労災保険の特別加入」という余地を残しています。
当事務所では、中小企業の社長の特別加入はもちろん、一人親方の特別加入にも対応しております。
一人親方の労災保険特別加入の場合、身分証明書で本人確認をしますが、ご本人が身分証明書と労災保険料を持参して、当事務所までお越し頂ければ、最速で2日後から労災保険に加入することができます。
「建設現場に入りたいのに労災保険に加入できていない」、「どこの労働保険事務組合がいいのか、さっぱりわからない」といったお声を聞く機会が多いです。
当事務所では、社会保険労務士が会員として組織される「労働保険事務組合・神奈川SR経営労務センター」の社労士会員となっておりますので、必ず担当社労士が事務処理を担当します。
本人確認、労災保険料の預かりを担当社労士が終えれば、原則として、翌々営業日には労災保険に加入できている状態が出来上がります。とはいえ、やはり少しは時間にゆとりを持って頂きたいので、労災保険特別加入を希望される一人親方のかたは早めにご連絡ください。
実際に必要な労災保険料は事前にすべて担当社労士よりご説明します。
実際のところ、労災保険料がどの程度かかるのか、イメージがわきにくいと思いますので、いくつか例示してみたいと思います。
※2025年9月現在
【例1:給付基礎日額20,000円、10月加入の場合】
労災保険料:62,050円(10月~翌年3月までの6ヶ月分)
【例2:給付基礎日額10,000円、10月加入の場合】
労災保険料:31,025円(10月~翌年3月までの6ヶ月分)
【例3:給付基礎日額5,000円、10月加入の場合】
労災保険料:15,504円(10月~翌年3月までの6ヶ月分)
給付基礎日額とは、労災事故が発生し、休業を余儀なくされた場合、休業に対する給付を受ける際のいわゆる日額単価となり、給付金の計算の基礎となるものです。給付基礎日額は、5,000円から25,000円まで選択することが可能です。給付基礎日額が高額になれば、給付を受ける際もそれに比例しますが、労災保険料も比例して高くなります。
上記の例では、6ヶ月分の労災保険料が示されておりますが、労災保険料の基本的な考え方として、「年度末(3月)までの保険料を前払いする」というスタンスです。例えば、4月加入であれば、年度末である翌年3月までの12ヶ月分の保険料を前払いすることになります。尚、契約終了で途中で現場を離れることになった場合、月割りで精算し、多く前払いした分は還付請求により、保険料は返還されます。
一人親方(個人事業主)に現場に入ってもらいたいが、本人がなかなか労災保険特別加入の手続きができないといったお話しもよく伺うことがあります。個人事業主の主導だと手続きが一向に進まないケースもあるようです。
そこで、会社主導で労災保険特別加入の手続きを進めるお手伝いもさせて頂いております。
もちろん、労災保険に特別加入するのは、個人事業主ですから、加入申込書の提出、労災保険料の支払義務者は個人事業主です。
当事務所がスムーズに労災保険特別加入の手続きが完了するように一人親方をナビゲートしていきます。
特定社労士の望月です。
私が担当社労士となり、スムーズな労災加入を実現していきます!
昨今の人手不足により、建設現場においても、必要な人材を確保することが以前よりも難しくなってきています。
せっかく見つかった人材も労災保険が未手続きで現場に入ることができないのでは、人材は見つかっていないのと同義です。
当事務所では、迅速かつ丁寧に、そして不安なく一人親方の労災保険特別加入の手続きを進めてまいりますので、ご安心してお任せください。
現場の声を聞く限り、一人親方に関する労災保険特別加入の手続きの要諦は、「スピーディーな事務手続き」だと心得ております。素早く本人確認をし、掛金を納付、加入証の発行まで最短距離で進め、円滑な建設現場の人材確保に微力ながらお手伝いさせて頂きます。